2020/04/05

外出制限要請で、一日家の中にいた。

 

パソコンの前にいると、ついCOVID-19のことを調べてしまう。

調べれば調べるほど不安にしかならないのに、それでも調べてしまう。

そのうち頭が痛いような気がしてくる、

肺に微かにぴりっとなにか感じた気までしてきて、

気分が悪くなり、変な汗まで額ににじんでくる。

疲れる。心が波打ってとまらない。

 

本や映画に没頭できればいいが、

集中力だけ高めてじっとしている系は、どうしても気が散ってしまってだめだ。

 

なんでもいいから、手を動かしていたいと思った。

 

大量に玉葱を炒めて冷凍し、挽肉をこねてミートボールを拵えた。

妻が夕食に使ってしまったが、作っている間はいい状態を保てたから意味はあった。

休校延長が決まった子供の勉強を見ながら、自分も英語と高校化学の勉強をはじめた。

これもよかった。

いまの現実と全く関係ない情報を体に送り込むことで、体が不安一色にならないですむ。いくらかは冷静さを取り戻すことができる。

あれほどわからなかった高校の化学が、大人の頭でなら理解できる不思議。

年を取るのも悪いことばかりではない。

 

ガイ・リッチーの『アラジン』を家族で見た。『バーフバリ』みたいな、鮮やかな色づかい(浅いグリーンがきれいだった)と、ガイ・リッチーの不真面目さのようなものが、いまの気分にしっくりきた。ウィル・スミスはやっぱりスターだ。伊達に何回も地球を救ってないと思う。

 

ネットで注文したジビエのソーセージが、誤配で大量に届いた。

頼んでもいない一万円のセットで、冷凍庫が埋まってしまった。